思考の徒然的出力装置。

徒然なるままに日暮らしネットに向かひて、心に移り行く由無し言をそこはかとなく書きつくれば、怪しうこと物狂おしけれ。

スタグフ社会と解消法

※以下はちゃんとしたデータを参考にしてません。っていうか参考にしたい辺りの時期のデータもまだ出てないですよね〜。

アベノミクスとか言う政策後の状況、これはインフレーションなのだろうか。
あまり実感は無いのだが、私が大学生であるからだろうか。
インフレーションでなく、スタグフレーションであるような気がしてならない。

 

しかも、単に増税したから物価が上がった説もあるし、企業が得をしていて庶民は絞られているだけな感もあるし、何なら計算が楽な10%の方がマシだった。
いや、最近IKEAで家具を買った筆者的には10%に上がってたらもう破滅だったかもしれない。


先月は色々買ってしまった。
プレゼントに画材セットとか、友人とお寿司とか。
クレジットカード払いなので支払いが恐怖である。

閑話休題
スタグフレーションは、物価が上がっていて且つ、給料は上がらない・下がるという状況であるが、筆者はその対処法を最近思考実験していた。
どうすれば賃金は上がるのか。国に頼る? いやいや。消費税増税してくれたお国が「企業」の成長戦略を推し進めてるお国がそんなお給料を現実的に上げてくれたりはしないですよ〜。
そして、筆者は閃いた。これ以上はない名案だ。自分は天才だ! 今からでも経済学部に入学し、論文を書き、そして訳知り顔でテレビに出演しなくては!

などと考えていたら、既に現実化し(かけ)た。

すき家バイトのストである。(完成しなかったぽいけど)

そもそも、日本人の傾向として、お上に従い、上司に従い、「働かせていただいている」的な意識が(雇用者側・被雇用者側問わず)なんとなーくある。
で、だ。
「働かせていただける」なら、「給料が安くても構いません!」となったりするわけだが。
いやいやいや、それが安い給料、辛い労働環境の元凶なのです。

4ヶ月くらい前に堀江貴文さんがtwitterで呟いてらしたんですが、



なんだか売り言葉に買い言葉と言うか、挑発的で少しイラっとしないこともない文章ですが、言ってることは何も間違ってないんですよね。
言葉遣いが悪いと反感を買いやすいいい例だななんて思いますが、それはそれとして。
市場原理って言うのがつまりはそういうことで、その賃金でやってくれる人がいるから、その待遇で働かせています。労働者のあなたが、「お金じゃない価値が、やりがいがある」なんて言うなら、あなたにとってその労働に見合った価値があると言うこと。悪い言い方をすれば文句はお門違いだし、寧ろ、誇りを持って、胸を張ってやってほしい。
それが業界全体にとってもいいことかどうかは別問題ですが、個人個人の主義主張は尊重するべきです。
大多数のためにならないからと言って、外の人間が信条を曲げることを求めるのは土足で日本家屋に踏み入れるようなものですから。

ちょっと話がずれました。

実は、3Kだとか、ブラックだとか、そんな会社や業界に賃金がいくらか知った上で就いた時点で、割と文句を言いづらくなってます。
賃金に関して騙されてたら、戦い方も増えそうですが。
もうその待遇でいいと受け入れる人がいるってことは、経営者にしてみればハッピーですが、労働者にしてみれば負のスパイラル。
「こんな職やめます」→「じゃあやめていいよ。同じ条件で働いてくれる代わりはいくらでもいるから」
働けられればいいよなんて妥協したら、個人にも労働者全体にも負のスパイラルになりうるし、自分が食い潰されて行く可能性もあるんですよね。

で、あなたが今の待遇に不満しかなくて、待遇改善を求めたいとしたら。労働者たちがみんなまとめて、吞みの席で愚痴るんでなく、「こんな待遇でやってられっかー!!」と、ストライキでも退職でもやって、一気に行動に移さないと業界の待遇なんて変わらないです。

だから、個人、私達、あるいはあなたが悪い現状を脱するには、二つに一つ。

一つ目は、仲間を集めて、力を形成して、大きな力に対抗する。
これが、元々は労働組合に言えることです。
ですが、これには問題点が。労働組合の上層部の思惑に個人すらも左右されたり、あとは全国チェーン店のような各地に散らばるアルバイトには、今までは団結する術がなかったのです。
で、その問題点を解決したのが先日のすき家の例。
インターネットで同様の不満を持つ人間が集まり、行動に移(そうと)す(る)ことにより、遠く離れた地でも団結することができるという訳です。
この力が馬鹿に出来ないことは、3〜4年前にみなさんもニュースで感じたんじゃないかなって思います。
そう、ジャスミン革命です。
すごい時代になったな、なんて思います。

二つ目は、自分を安売りしないこと。過小評価しないこと。
自分に見合ってない、って思ったらすぐにやめちゃうべきです。もったいないですもん。労働は無償の愛でも貢献でも喜捨でもないですから。
自分がよりよい待遇で求められる人材になることも正解だと思います。
供給過小で労働者が求められている業界の技術を身につけ、好待遇で転職するもよし。
いっそ、人を使う側の勉強をしてもいいかもしれません。
もし、周りの同僚労働者に気兼ねしたり、やりがいとかに後ろ髪を引っ張られたりしたら、一つ、考えて欲しいと思います。
「あなたは、何の為に働いているのか」
私は自分が生きる為に、自分が楽しむ為に、自分の為に働きます(働いてますバイトで)。働く為に生きてはいません。命あっての物種ですから。
家族の為に働いている方はかっこいいと思います。でも、自分が身体を壊してしまっては、最終的に家族の為にならないかも知れない。疑問を持ったら立ち止まったりペースダウンしたりして長い目で考えることも大事なのかも知れません。

さて、軽く冗長的な文章になったかもしれませんが、この話題はこの辺りで。
さっき挙げたインターネットってやつはすごくて、時代の転換期であるとも思います。
これからは企業単位とか国単位とか、もうそろそろ廃れて行きそうで、これからは個人の時代です。
今度はこの個人の時代についてでも、思考を吐き出してみましょうか。
最近よく考えてるので。

さ、課題課題。
OS X 10.10が楽しみですんで、それを待ちながら〜。